チビ旅行

今日は　一年半ぶりに　東京の友達に逢いにでかけてきました。
逢いたかったから　本当に嬉しくて・・・
待ち合わせの　石畳の　ウンと先に見える彼女の姿に　
私の笑う頬がこぼれかけそうになったのが　自分でも良くわかったッけ。。

そんな　行きの電車の中でのこと・・・
今では珍しいＢＯＸ席に　私は座る。

もう　ソコには老夫婦（たぶん）が　向かい合わせに腰掛けていて
小作りに　マトメラレタ　かばんを
ご主人（たぶん）が　網棚に　少し曲がった腰を　かなり伸ばして　載せていた。

私は　「大丈夫ですか？」と当たり前に声をかけたんだけど　それは必要なかったみたい。

二人の会話は　なくて・・　
でもソコにいる私は　居心地が良くて・・。

「お父さん。この駅　トケぇだって！　どうやって書くのかしらねぇ～」と
奥さん（たぶん）が声をかけても　何にも応えずに　買い付けた雑誌に目をやる。
私はたまらず　「土と書いて　元気の気と書いて”土気”って言うんですよ＾＾」と
おせっかいに　声をかけた。
「そうですかぁ。。　　お父さん！！　土と書いて　元気の気と書いて・・・・　　　」
私の話を繰り返して　ご主人に教えてる。。カワイイなぁ。。
「お父さん」は　少しメンドクサソウに首を縦にふってた＾＾。　良かった聞いてたんだ。。


私の隣にちょこんと座る奥さん・・。
大きめの　白い薄手のジャケットの中に　曲がった腰の　
その小さな身体の　膝の上では　
シワシワの手で　折っては　また折り　返してはまた折りと
”小さな作品”を　折り紙で　せっせと折られていて
二人の今も　折りこまれているように　その手はキラキラしていて。
なんとなく　二人の姿に　しっとりとしていたアタシ。

私が　席をたつと　ご主人は私に　会釈してくれた。
その姿に奥さんも　にっこりとして　『ありがとう＾＾』　と言ってくれた。

もちろん私も「　いえ＾＾　こちらこそ　ありがとうございました＾＾　」と言った。

チョッと　お邪魔だったかも知れないけど　短い時間だったけど
チビ旅行の　小さな『ご縁』に　
”宝だなぁ～～～”と　とっても得した想いで　出かけていきました。